'93年録音'94年発売のレコード。 私はこのフォーマットが大好きです。それは、どの楽器が抜けてもデュオで成り立つというか、非常にスリリングに聴こえるからです。 1曲目テーマ後に早速ベースが抜けてロブとエドのデュオが楽しい。9曲目でも披露!そしてトリオになった時のエドはまさに水を得た魚。なんというコードワークでしょうか! 選曲は古く懐かしいスタンダードばかりですが、見事に歌わせています。 |
'97年の作品 こちらはベース・ピアノにドン・トンプソンを向かえています。 この編成での面白さの1つにキメを多く含んだ演奏があります。それぞれが高い技術を持ち合わせていなければ不可能です。 しかし、この選曲!どうでしょう?「Dream」という言葉がキーワードになり統一されている気がします。 前作品のNEILよりドンのベースの方が伸びがあるというかモダン(現代的な)な感じに聴こえます。 3,8曲目のメドレーではドンの美しいピアノとロブのトロンボーンにより奏でられます。 TWO FOR THE ROAD・・・メセニー&チャーリー・へイデンのデュオが印象的ですが、非常に風刺的な曲です。 LAST NIGHT WHEN WE WERE YOUNG・・・キース・ジャレット、ケニーバレルの演奏があります。 どちらもドンがピアノからベースに持ち替える間にギターとのデュオも聴けます。 |
Cornerstone-113 |
LIVE AT THE SENATOR 1.I SHOULD CARE 2.IT'S ALL RIGHT WITH ME 3.EVERY TIME WE SAY GOODBYE 4.ON THE SPOT 5.GOLDEN EARRINGS 6.JUST IN TIME 7.THE TOUCH OF YOUR LIPS 8.CAN'T YOU SEE? |
MIKE MURLEY (Tenor sax) ED BICKERT (Guitar) STEVE WALLACE (Bass) |
エドが引退する間近の'99年トロントのトップ・ジャズクラブの1つセネターでのライブ録音。。マイクはカナダではトップ・サックスプレイヤーの一人。 コンテンポラリーな曲から、この作品のようにテナーというよりアルトのサウンドのように優しく、そして温かく歌いあげています。 そしてウォレスもカナダでは売れっ子ベーシスト、ずっしりとした安定感があり、ソロも素晴らしい。全体的に非常にまとまりが良い上に、心地良い演奏です。 1曲目、いきなりTs&Gtでソフトに演奏に入る、マイクのテーマの崩し方が巧い。そして2曲目・・アップテンポでのマイクは凄い。そこに絡むエドのギターが面白い。 3、7曲目のバラッドでは叙情的にまとめている。素晴らしい出来です。 |
Sackville4003 |
Au Privave 1.Anthropology 2.My Romance 3.I'm Hip 4.Portrait Of Jennie 5.Sweet Georgia Brown 6.Au Privave 7.Spanish Fandango 8.Yours Is My Heart Alone 9.Falling in Love with Love |
Wray Downes(Piano) Dave Young (Bass) Ed Bickert(Guitar) |
今までご紹介したものはドラムレスでもあり、ピアノレスですが、ここではピアノ×ベース×ギターという昔のピアノトリオ編成です。 Featuring Ed Bickertですが、6曲目以降に参加します(実際にはB面です。A面はピアノ、ベースのDUO) シンプルながら歌心一杯のソロを聴かせてくれます。レコーディングはドン・トンプソンによる秘蔵音源なのでしょう。 |
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