この写真はSAX奏者Mike Murleyから頂きました。 |
エドワード・アイザック・ビッカート 1932年11月29日カナダのマントバ州ホックフェルド生まれ。 カナダの田舎町の農場で育ったエドは52年からトロントを拠点に活動を続け、カナダを代表するギタリストの一人として多くのレコーディングに参加しました。 カナダのクラブで活動をする一方で、スタジオミュージシャンとして活躍し、また海外のジャズフェスティバルにも多数出演しました。 彼が日本で知られるようになったのは、PAUL DESMOND(As)のアルバムに参加した時ではないでしょうか。 DESMONDと言えば、ジムホール(gt)と沢山のレコードを発表し、息の合った演奏を聞かせてくれます。 そして、そんなジムホールからの紹介でエドを知ったDESMONDは早速彼の演奏を聴きに出かけ、その後2週間もの間、クラブでの演奏を行いました。 DESMONDがどれだけエドの演奏を気に入ったか、レコードの演奏を聴けばすぐに分かります。大々的にフューチャーされたエドの演奏は素晴らしいものでした。 またギタリストにとっては彼の演奏は信じられません。どう弾いているのかさえ分からない時もあります。そういった演奏を自分の為のソロではなく伴奏でやってしまうところが彼らしい。 エドはスタンケントン楽団のハーモニーを独学で分析・研究を行いギターをマスターしました。ソロも素晴らしいですが、彼の演奏が他のギタリストと比べ一際、魅力的に聴こえるのは伴奏時の才能でしょう。 彼の伴奏はソリストと共に常に会話をしているようです。そのボイシングは同世代のギタリストとは全く違ったものとなっています。 現在、ED BICKERT名義のCDはほとんど手に入りらなくなってしまいました。ごく稀に大型CD店で見かける程度ですが、PAUL DESMONDのアルバム、ROSEMARY CLOONEY(vo)の一連のアルバムでは彼女とデュオで素晴らしい演奏を聴くことが出来ます。 彼の音源は地元カナダでは沢山発表されていますが、現在エドは引退し音楽活動はしていません。 1999年のTS奏者MIKE MURLEYとのドラムレス・トリオでのエドの演奏はとても素晴らしいものでした。引退はとても残念であります |
What’s New 2019年2月28日逝去されました。86歳でした。 沢山の素敵な音楽をありがとう! 追悼Ed Bickert Transcription / Nica's Dream (Out Of Past) ★(2013/5/25)真夜中のエド・ビッカート発売 以前、AT LASTとして発売された作品です。紙ジャケ、オリジナルジャケットで復刻。 Amazonから購入出来ます ★(2012/11/09)Ed Bickert 新譜2012/12/7発売! マイク・マーリー(sax)スティーブ・ウォレス(ba)とのドラムレストリオの未発表テイク。 現在、CBCにてサンプルが聴けます。 購入はこちらから ★(2009/1/27)レア音源&書籍を再UP! ★(2009/1/20)新コンテンツ「ED BICKERT歌伴」と「ED BICKERT レア音源&書籍」をUP。 その他、未完成ページも少し改訂しました。 ★(2008/3/31)Paul Desmondの未発表音源にEd Bickertが参加しています。 注文はこちら かららAmazonへジャンプ出来ます。 ★(2008/1/29)ローン・ロフスキーとレコーディングした録音がThis is Newともう一枚あるようで、 その盤がCD化されるそうです。タイトルはFriendsだったような(詳細、発売日含め不明) ★エド本人がもっとも気に入っているCD。最新作です。 注文はこちら からAmazonへジャンプ出来ます。 |
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I Wished On The Moon |
Third Floor Richard |
Mutual Street |
At The Toronto Bourbon Street |
Bye Bye Baby |
Mistletoe Music School | 山田忍Web Site |