ED BICKERT DUO音源


エドが伴奏にまわると、「ギターが小さなオーケストラ」と呼ばれる所以が理解出来る。
本当に5本の指で6本の弦で演奏しているのか?
そんな常識でさえ、エドの演奏を聴くと疑いたくなります。
ここでは、エドのデュオ作品をご紹介します。(Rosemary Cloonyは除く)
エド・ビッカートの温かく包み込むようなサウンドとデュオというフォーマットはとても合っていると感じます。
ここでご紹介するうちの幾つかもジャケットをクリックすればamazonで購入できます。
数が少ないので在庫がある時にご覧になった方はラッキーですよ。


cover
TJA-10003
MUTUAL STREET
1.Royal garden blues
2.Wrap your troubles in dreams
3.Imagination/What is there to stay
4.I'll be around
5.April in paris
6.Strange music
7.Everywhere
8.Open country
9.Sweet and lovely
10.Maybe you'll be there
ED BICKERT
(Guitar)
ROB McCONNELL
(VALVE TROMBONE)

GUITARとTROMBONEのデュオで思い出すのはJIM HALL&BOB BROOKMEYER、JOE PASS&JJ JOHNSONあたりでしょうか?
あまりないフォーマットですね。91年の録音。トロンボーンのマイルドな音がギターサウンドとよくブレンドし、非常に心地よいリラックスしたムードを作りあげています。
選曲をご覧になればお分かりいただけると思いますが、このアルバムはとてもスウィンギーな1枚ですが、バラードではしっとりと歌いあげています。


cover
Concord Record-4626
BILL MAYS/ED BICKERT
1.Sometime ago
2.Taking a chance on love
3.Gee baby,ain't I good to you
4.On the trail
5.Quietly
6.Do nothing till you hear from me
7.Crazy she calls me
8.Bick's bag
9.What'll I do
ED BICKERT
(Guitar)
BILL MAYS
(Piano)

94年の作品。1曲目から素敵なギターソロが聴けます。BILL MAYSの美しい旋律がエドのサウンドとよく合います。 このレコードではエドはいつものようなコードワークは行っておらず、伴奏時は比較的シンプルにしています。 エドのアドリブに突入すると、リズム隊が居る時のソロとは明らかに違った美しさを持っていることに気付きます。 90年代に入ってからのエドの演奏は、ソロとコードワーク、両方でとても美しくまとまってきているように感じる。「Taking a chance on love」では流れるようなピアノソロと、4バースでの見事な会話が聴けます。 この録音はクラシカルな雰囲気も持った小作品といったイメージがあります。



Sackville-4005
AT THE GARDEN PARTY
1.Alone together
2.A face like yours
3.You are too beautiful
4.What is this called love
5.Who can I turn to
6.Walkin' my baby back home
7.Please be kind
8.Come rain or come shine
9.One morning in may
10. Ease it
11.I'll wait and pray
ED BICKERT
(Guitar)
DON THOMPSON
(Bass)
TERRY CLARKE
(Drums)(8〜11)

ED BICKERT TRIOのレギュラーベーシストDON THOMPSONとのデュオです。ED BICKERT/DON THOMPSONとして78年に発表された録音が 2004年「AT THE GARDEN PARTY」というタイトルとテリー・クラークが入ったトリオでの演奏も追加され復刻されました。この時期、エドはDONとTERRYのトリオでTV、ラジオ、勿論ジャズ・クラブで沢山の演奏を行いました。 ドンは毎回必ず、大きな録音機材を持ち運び全ての演奏を録音したそうです。追加された曲と2004年5月エドが言っていた次に発表されるCDはこの時期のものです。 さて、DON THOMPSONというミュージシャンはピアニスト・ベーシスト・ビブラフォニスト・プロデューサー・エンジニア・ティーチャー・・と素晴らしい才能を発揮しています。
今回はベースでのエドとのデュオです。ベースと演奏する時のデュオは「水を得た魚」のように信じがたいコードワークを次から次へと繋げていきます。 また、このレコードではベースのドンがメロディを取ることもあり、お互いが対等の立場で演奏をしています。ALONE TOGETHER後半でのコードワークをお聴きください。



Sackville-4010
DANCE TO THE LADY
1.Blusette
2.Ruby my dear
3.Solar
4.Dance to the lady
5.Take five
6.Blue monk
DON THOMPSON
(Piano)
ED BICKERT
(Guitar)

もう手に入らないと思っていた'80年の録音。エド本人からLPを頂きました。ここではDON THOMPSONがピアノとしてエドとデュオをしています。 ドンのピアノはどこかペトルチアーニを思わせる流麗なラインを聴かせてくれます。BILL MAYSとの作品よりジャズらしいデュオです。「TAKE FIVE」はオリジナルほど5拍子を意識させない演奏で 面白い。


ED BICKERT TOP 山田忍HOMEPAGE TOP 山田忍ギター教室

copyright(c)Maple Avenue 2004-2005 All Rights Reserved