GUITARとTROMBONEのデュオで思い出すのはJIM HALL&BOB BROOKMEYER、JOE PASS&JJ JOHNSONあたりでしょうか? あまりないフォーマットですね。91年の録音。トロンボーンのマイルドな音がギターサウンドとよくブレンドし、非常に心地よいリラックスしたムードを作りあげています。 選曲をご覧になればお分かりいただけると思いますが、このアルバムはとてもスウィンギーな1枚ですが、バラードではしっとりと歌いあげています。 |
94年の作品。1曲目から素敵なギターソロが聴けます。BILL MAYSの美しい旋律がエドのサウンドとよく合います。 このレコードではエドはいつものようなコードワークは行っておらず、伴奏時は比較的シンプルにしています。 エドのアドリブに突入すると、リズム隊が居る時のソロとは明らかに違った美しさを持っていることに気付きます。 90年代に入ってからのエドの演奏は、ソロとコードワーク、両方でとても美しくまとまってきているように感じる。「Taking a chance on love」では流れるようなピアノソロと、4バースでの見事な会話が聴けます。 この録音はクラシカルな雰囲気も持った小作品といったイメージがあります。 |
ED BICKERT TRIOのレギュラーベーシストDON THOMPSONとのデュオです。ED BICKERT/DON THOMPSONとして78年に発表された録音が
2004年「AT THE GARDEN PARTY」というタイトルとテリー・クラークが入ったトリオでの演奏も追加され復刻されました。この時期、エドはDONとTERRYのトリオでTV、ラジオ、勿論ジャズ・クラブで沢山の演奏を行いました。
ドンは毎回必ず、大きな録音機材を持ち運び全ての演奏を録音したそうです。追加された曲と2004年5月エドが言っていた次に発表されるCDはこの時期のものです。
さて、DON THOMPSONというミュージシャンはピアニスト・ベーシスト・ビブラフォニスト・プロデューサー・エンジニア・ティーチャー・・と素晴らしい才能を発揮しています。 今回はベースでのエドとのデュオです。ベースと演奏する時のデュオは「水を得た魚」のように信じがたいコードワークを次から次へと繋げていきます。 また、このレコードではベースのドンがメロディを取ることもあり、お互いが対等の立場で演奏をしています。ALONE TOGETHER後半でのコードワークをお聴きください。 |
Sackville-4010 |
DANCE TO THE LADY 1.Blusette 2.Ruby my dear 3.Solar 4.Dance to the lady 5.Take five 6.Blue monk |
DON THOMPSON (Piano) ED BICKERT (Guitar) |
もう手に入らないと思っていた'80年の録音。エド本人からLPを頂きました。ここではDON THOMPSONがピアノとしてエドとデュオをしています。 ドンのピアノはどこかペトルチアーニを思わせる流麗なラインを聴かせてくれます。BILL MAYSとの作品よりジャズらしいデュオです。「TAKE FIVE」はオリジナルほど5拍子を意識させない演奏で 面白い。 |
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