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コードトーン装飾チャレンジ<マイナー編>

2023年11月1日から30日間に渡ってX(旧Twitter)「同じ高さのド・ミ♭・ソの音をどれだけ装飾できるか?」にチャレンジした投稿をまとめたものです。9月に行った<メジャーコード編>の続編です。

目次

【Day 1】コード感の表現

コードトーンを弾けるようになってもビバップにならない!

ビバップ語法の「装飾」について、9月にMajor chord[CEG]を徹底的に掘り下げましたが、今月はminor chord[CE♭G]を装飾してポイントを30日間解説していこうと思います。

1拍目・3拍目を重視 Major 編で何度も何度も解説してきましたが、1拍3拍にコードトーンRoot・3rd・5thを配置することによってコード感を出すことが出来ます。スウィング・ジャズのメロディや楽曲の雰囲気を軸としたアドリブと違い、ビバップ・ジャズではコード進行を表現することによって様々な旋律を生み出しました。 ここでは、1、3拍のコードトーンを単にC minor Scaleだけで連結。

ジャズ学習初期の方には「メジャーコードに比べ、マイナーコードの方が(雰囲気的に)取っ付きやすい」と仰る方が多い印象があります。 もちろん、現代からするとビバップ語法は過去の技法であり、例外もあれば、意図的にコードを表現しないアプローチもあります。コード表現以上に表現したい音世界があるわけなのですが、個人的にはジャズ伝統の流れを習得した上で発展させていきたいと思っているので、『ビバップ語法が自然に語れるかどうか?』を重視しております。

『自然に』ですよ!

【Day 2】 Bebop

ディジー・ガレスピー(Tp)の楽曲風です。

Cマイナー1発と捉えることも可能ですが、1、3拍の強拍に着目してみましょう。

[C→D→E♭→F→G]と連結され、それぞれの音から3度の音程をリズミックに演奏しています。

これは[Cm7→Dm7♭5→E♭M7→Fm7→Cm/G]というダイアトニック進行を想定した、と考えることもできます。

【Day 3】挟み込み

1、2日目で『1拍&3拍の頭に置いた音をコードトーンとする何らかのコードが聴こえてくるんですよ』という解説をしました。コード感を出す基本はそこへRoot・3rd・5thの音を配置すること。7thはコードトーンなんですけど、善し悪しがありまして、そこはビバップの歌が心に流れるようになるとジャッジ出来ると思います。

挟み込み

メジャー編でも解説した通り、コードトーンを1・3拍へ配置して、それぞれのコードトーンの1音上の音と、下の音で挟み込みます。ここでのルールは、

上方はスケール音、下方は半音下の音

ということ。今回はマイナーコード編なのでCmのコードトーン[C-E♭-G]を1・3拍へ配置して挟み込みました。

【Day 4】アプローチノートのスタート音

今回はアプローチのスタート音についてです。

3拍目のE音(♭3rd)を挟み込むように2拍目はD音+F音。

次の小節のG音(5th)をターゲットにして4拍目にダブルクロマチック・アプローチ。

アプローチするための最初の音はスケール内の音

必ずそうしなければならないわけではありませんが、ターゲットへ向かうためのアプローチ(2音でも4音でも)は、可能な限りスケール内に含まれる音からアプローチを始めることで違和感を最小限に抑えることができます。

ここではD音から挟み込み→E♭音 F音からダブルクロマチック→G音 D音もF音もC minor Scale[C-D-E♭-F-G-A♭-B♭]に含まれていますね。逆に、スケールに含まれていない音から始めても良く響くような例外には理由があると思います。例えばBlue Note的に響くとか、Dominant を想定しているように響くなど。色々と試してみましょう!

【Day 5】裏拍のコードトーンで終止

今日は2日目でご紹介した楽曲[Bebop]風のリズムを使用して挟み込みのアプローチを配置してみました。

3拍目のE♭音(♭3rd)へF音とD音で挟み込み

2小節目の1拍目のG音(5th)へA♭音とF#音で挟み込み

そして、今回ご紹介するのはメジャー編同様

【裏拍のコードトーンで終止すること!!】

これによってフレーズが締まります。 ここまでのポイントをまとめると ★1、3拍へコードトーン(Root+3rd+5th)を配置 ★コードトーンへアプローチ(装飾) ★挟み込む時、上方はスケール音、下方は半音 ★アプローチの最初の音はスケール内の音 ★裏拍のコードトーン終止 コード感を表現したい時は是非使ってみてください。

ただ、音楽は【コード感の表現】がすべてではないので気を付けましょう。

【Day 6】ターゲットの半音下は常に使用可能

今回はスケール・ライクなコードトーン装飾。

ターゲット音の半音下はいつでも使用可能です。 2小節目でG音(5th)を2回演奏していますが、5th音も装飾したい場合は[G→F#→G→A♭]と繋がります。(C minor Scale想定) スケールを演奏していても『コードを表現したい!』と思っている時は、コードに対する度数を把握して弾いています。

逆にコードを表現したいと思わない時は、鼻歌で歌っていたり、モチーフやリズムを意識していることが多いです。

【Day 7】大きな挟み込み

今回もスケール・ライクなコードトーン装飾ですが、大きな挟み込みを使用しています。

Rootの音から3拍目のE♭音(♭3rd)をスケール内の音で挟み込むように装飾

3拍目のE♭音(♭3rd)から4音を使用し、2小節目のG音(5th)へ挟み込みの装飾。

そして、[F→F#]という音の流れがスライドで表現されているのもポイント。ここをフルピッキングしたくないのです。また、挟み込まない場合は[E♭→E→F→F#]とクロマチック・アプローチも出来ます。(フィンガリングは難しくなります)

【Day 8】指の動きで覚えないように!!

今回はターゲットをド→♭ミ→ソと持っていかずに、C音→E♭音(♭3rd)。再びC音(Root)へ戻すように挟み込みをしてみました。そして4拍裏のC音で終止! 3拍目のE♭音→B音が少し距離があり即興で演奏するにはしっかりとターゲット音を意識しておく必要があります。指の動きで覚えようとするとミスするので注意しましょう!

【Day 9】拍の把握が大切

今回は[F→F#→G→G♭→F]という流れ。単にBlue Noteとして考えることも出来ますが、デタラメな拍で演奏しているのではなく、強拍である3拍目にしっかりアプローチ。そしてE♭音(♭3rd)を挟み込んでから、前回同様のC音(Root)を挟み込む動きで連結させています。

【Day 10】ターゲット音が遠いとき

今回はC音(Root)からG音(5th)への装飾です。初っ端で[C→A♭]と短6度インターバルを跳躍しています。このような大きな跳躍をターゲット音の直前に置いてしまうと、ターゲット音を出した時に取って付けたような印象を与えてしまいます。ですので、

ターゲット音が遠いときは、早めにターゲット付近へ向かうことが重要です。

つづく3、4拍目はE♭音(♭3rd)を狙う挟み込みの動きですが、G7的な動きを導入してみました。 ①3拍目頭と4拍目頭が[G+D]とG7のコードトーンである点。 ②[G-C#-D-F]と4音中3音がG7のコードトーンである点。 ③C#音→D音という音の流れはG7で考えると[♭5th→5th]という自然な流れである点。 以上のことからG7的だと考えることができます。だんだん難度が上がってきましたがコードトーンのビバップ・ジャズ的な使用方法をマスターしましょう!

【Day 11】ターゲット音へ向かう意識

今回はC音(Root)への挟み込み2連発です。C音に対して下方はB音(半音下)で固定。上方の音がD音→D♭音とC音へ近付くような音の流れ、これが逆になってしまう(D♭音→D音)となると、C音を挟み込もうとする流れが生まれません。

レッスンでフレーズ作りをチェックしていると、この【ターゲット音へ向かう意識】がよく分かっていない方が多いです。 ターゲット音が上方にあるのに下行ばかりで向かっていなかったり、その逆もしかり。上行、下行は常にターゲット音を意識する必要があります。(もちろん、ターゲット音が近過ぎる場合は例外などもあります) ターゲット音をどの高さに設定するかは自由です。

【Day 12】弾いただけで終わりにしていませんか?

今日は1拍目にコードトーンを配置せず、3拍目のC音(Root)へ向かう流れるような美しい挟み込み。

紹介しているフレーズを弾いただけで終わりにしている人いませんか?

【アイディアを自分のものにするために、紹介しているフレーズのポイントを理解して自分のフィルターを通すこと】が大切です。 ★端的に言えば自分で試行錯誤しないと身に付きませんよ、という話。 ★もっと分かりやすく言うと『フレーズを作りましょうね』ってこと。 この1、2拍目の挟み込みのアプローチをしたあとは、自分なりに別の音へ向かってみてください。 大事なことなので何度も書きますが、「こんな流れだとどうかな?→いやカッコ悪い」「これはどうかな?→なんか違う」と試行錯誤しているその時間こそが、指板の理解力とフレーズをジャッジする力を養ってくれます。 出来たフレーズは満足感を得るために楽しんでくださいね。でも、出来上がったフレーズを弾いている時間は指の練習にはなっていますが、ジャズの練習ではありません。

【Day 13】Cleopatra’s Dream風

本日はメジャーコード編でも登場したクレオパトラ風の装飾をG音(5th)へ施してみました。オリジナル楽曲もマイナーキーの5th音装飾なのでメジャーコード編よりしっくりきます。

ご存知ない方はこちら Cleopatra’s Dream

「オリジナルはこうだけど、こんな風にしたらどうなる?」そんな視点が生まれると良いですね。

例えば、今回は1拍目の裏から2小節目の頭へと向かう1小節すべてを使用した装飾ですが、私だったら、実験としてこのアプローチを1拍目から演奏してみます。すると2小節目は同じフレーズというわけにはいきません。なんだかしっくりこないんです。 どのようなラインで連結すれば心地良く聴こえるか?を模索していきます。

【Day 14】逆行する装飾

今回は一瞬逆行する装飾です。1、2拍目はBlue Note G♭音(♭5th)を絡めつつ3拍目のE♭音(♭3rd)を挟み込み。つづく、3、4拍目は次の小節1拍目のC音を挟み込みますが、E♭音→F音とターゲットに対して反対の方向へ進んでいます(ターゲットC音は下方にあるのに上行している)でも、今回は問題ありません。

逆行する場合は、なるべくアプローチの1、2音目にしましょう。ターゲットに到達する直前で逆行するとアプローチ感が消滅します。 「そんなの当たり前じゃん!」 って思われるかも知れませんが、意外と多いんですよ!自分で作ってみると分かります。他にも意識しなければならないことが沢山ある中でフレーズ作りをしていると、ついつい逆行してしまいます。

【Day 15】大きな跳躍

昨日の投稿で、ターゲットに対して逆行する時は『1、2音目』でジャンプすると良いですよ。というお話でしたが、大きな跳躍も同様です。10日目のレッスンで「早めに向かおう!」と解説しましたが、1、2音目で向かうのがオススメです。

【1小節目ー1、2拍目】 C音から完全5度ジャンプして、E♭音(♭3rd)の挟み込み

【1小節目ー3、4拍目】 E♭音から完全4度ジャンプして、G音(5th)の挟み込み

【2小節目ー1、2拍目】 G音から完全4度ジャンプして、E♭音(♭3rd)の挟み込み+裏拍で終止

と、今回はアプローチの1、2音目で大きな跳躍を連続させてみました。指がからみそうになりますね^^

【Day 16】リズムを歌わせる

メジャー編でも中盤に登場しましたが、『リズムが歌っていれば装飾しなくてもかっこいい』のです。

Joshua Redman(ts)のHide And Seekを少しイメージしてみました。

一応、最後はE♭音(♭3rd)→B音(M7th)でC音(Root)を挟み込み&裏拍終止させています。

【Day 17】リズムを工夫する

昨日と同様にリズムを工夫してみました。ダンスをするかのにように生き生きと!! 1小節目のターゲットは4拍裏のE♭音(♭3rd) 2小節目のターゲットも4拍裏のC音(Root) リズミックな挟み込みですが、拍の頭にコードトーンではない音が配置されていてもリズムが歌っていると問題ないですね!1、2小節ともに3、4拍はドミナント的でもあります。

【Day 18】マイナーペンタ1発からの脱却

本日の前半2拍はお馴染みのC minor Pentatonic+Blue Note。次の後半2拍でC音(Root)へ向かうアプローチ・ノートを導入しています。D音→G音→D♭音と流れたら完全にG7的でもあります。

音使いを中心に解説をしていますが、アーティキュレーション(発音)とリズムをしっかり意識してみてくださいね。 「これがジャズ・フレーズです」とか「ジャズ・ブルースを弾いてみよう」的なデモ演奏があっても、解説しやすい音使いばかりが取り上げられますが、発音とリズムが違うと全く別モノに聴こえます。 違いが分かるようになったら、YouTubeにある色々なレッスン動画を自身でジャッジ出来るようになります。

【Day 19】ディレイド・リゾルブ

本日のポイントは『ディレイド・リゾルブ』です。

ターゲット音を意図的に遅らせることです。もう1回書きますね。『意図的に』遅らせることです。 1小節目の3拍目はG音に辿り着いていますが、2小節目では2拍目にE♭音(♭3rd)を配置して挟み込んでいます。2小節目の1拍目はG7的でもあります。「結局何でもアリやん!」って思われるかも知れませんが、意図してプレイしなかったら、それは出鱈目になってしまいます。

これまでに沢山の演奏を耳コピ&分析してきましたが、タル・ファーロウの演奏から、このディレイド・リゾルブをよく聴いた気がします。 Tal Farlow / All The Things You Are

【Day 20】スタイルを形成するポジション選択

今回はストレッチを使用したクロマチックとターゲット直前の逆行です。

1、2拍目はG音(5th)からE♭音(♭3rd)へ全て半音階で下行させています。4弦3Fから5弦7Fのストレッチ。これ、「どこでポジション・チェンジをするべきか?」まで考えています。例えば、5弦7FのE音を、4弦2Fで演奏すると、弦の質感の違いによって、E♭音が滑らかに連結されていない感があるばかりでなく、4弦2FのE音が妙に耳に残ってしまう気がするのです。

【ポジションの選択がスタイルを形成していきます】

そして、3、4拍目。ターゲットである5弦3Fへ向かうために6F→5F→4Fと進行しています。これまでであれば一旦5弦の2F(B音)へ下がって挟み込むところ。今回はE♭音に逆行してみました。逆行する音程幅は2度が無難です。 例えば、「レ→ド」と下行して着地する場合でも「レ→ミ」と上行してから、ドへ着地しても心地良いですね。しかし「レ→ファ」と上行するとターゲットへ向かう感が弱くなります。 もちろん、これは8分音符の羅列によるフレーズの話なので、リズムを歌わせてしまえば、もっと離れた音へジャンプしても自然に聴かせることが可能となります。リズム最強ですね!

【Day 21】音を飲むニュアンス

ジャズらしく音を飲むこと。今日のフレージングはこれまでのポイントを踏まえた上で、ハンマリング・プリング・スライドといった音を飲むニュアンスを詰め込んでコードトーン装飾してみました。 ギターってボリューム奏法を使用しない限りは、ピッキングしたら音は減衰するものです。だからこそ、音の出し方にもっと意識を持っていくことが大事。「やりすぎじゃない?」と思われるぐらいにダイナミクスを付けて、ようやく管楽器に近付けられると思っています。

【Day 22】フレーズ作りの目的と注意事項

いよいよ息の長い装飾フレーズとなってきました。フレーズ作りをする時にいきなり3、4小節にも及ぶフレーズを作ってしまう生徒さんが多いのですが、それって英語を勉強するのに、アルファベットを学んですぐ長文にチャレンジするようなものです。

私がレッスンで課題にしているフレーズ作りは「8音」程度です。 Xのポストでは2小節のフレーズをご紹介していますが、いつも2拍ずつ区切って解説していますよね。「2拍4音」の動きのバリエーションを2つ繋げたら「1フレーズ」です

小さな単語を自由に取り扱えるようにする方が目的です。

次にフレーズ作りのNGとして多いのが「音楽的なフレーズ」を作ってしまう方。いや、それは間違いではないのですが、この「ビバップ・ジャズを極める」シリーズで重視しているのは「コード感を表現できているかどうか?」という点です。たまにリズミックなものをご紹介していますが、基本は8分音符によるコードトーン装飾です。 今回のフレージングも1小節目1、2拍目は3拍目にどう進んでいるのかな?1小節目の3、4拍目は2小節目の頭に向かってどう進んでいるのかな?最後はどんな風に終えているのかな?そんな視点で見えていただけると、すべて理解出来ると思います。

「2拍4音」の動きをある程度習得してからでないと、8分音符の羅列で3〜4小節フレージングすることは非常に困難なため、歌っぽくなったり、リズムに頼ったフレージングになります。これが「音楽的なフレーズ」です。

【Day 23】ポジション変更

今回はターゲットとするCm Triadの位置はそのままにポジションを変更してみました。 1小節目の3拍目G音(5th)を、人差し指で辿り着けるポジションを選択しています。 フレーズ作りの陥り易い傾向として「自身が見えているポジションに限定してフレーズを作ることにより、不自然な運指や音の跳躍となったり、マンネリ化する」という点が挙げられます。 フレーズ作りは「指板の理解力を高めるために行う」ということを常に意識して、良いサウンドでありながら効率的な運指を探したり、今回のように視点を変える(ターゲット音へ別の指で辿り着くようにした)と新たなフレージングが生まれますよ。

【Day 24】アプローチの連続

今回はほとんど半音階でコードトーンへ辿り着きました。

1)1弦から6弦まで、全てのCm Chord Toneにアプローチだけでフレージング(その逆も)できると力になりますよ。ルールはこれまで通り、1、3拍の頭にRoot、3rd、5thです。 例えば 1弦3F(G)から2弦4F(E♭)へ装飾 2弦4F(E♭)から3弦5F(C)へ装飾 3弦5F(C)から4弦5F(G)へ装飾 4弦5F(G)から5弦6F(E♭)へ装飾 5弦6F(E♭)から6弦8F(C)へ装飾 こんなイメージです。

2)1弦をG音(5th)ではなくRoot(1弦8F)から。さらに♭3rd(1弦11F)からやってみる。

3)6弦からも同様に 慣れてくれば、1弦からツーファイブワンのコード進行を想定してみることだってできます。1、2弦はDm7のコードトーンがターゲット。3、4弦はG7のコードトーンがターゲット。5、6弦はCM7のコードトーンがターゲットといった具合です。

  • 1弦5F(A)から2弦6F(F)へ装飾=Dm7
  • 2弦6F(F)から3弦7F(D)へ装飾=Dm7 →G7
  • 3弦7F(D)から4弦5F(G)へ装飾=G7
  • 4弦5F(G)から5弦7F(E)へ装飾=G7→CM7
  • 5弦7F(E)から6弦8F(C)へ装飾=CM7

【Day 25】手癖からの脱却

今回は1、2拍目にG7的なフレージングで3拍目でG音(5th)へアプローチさせています。 G7に感じられるのは、1、2拍の頭がD音+F音でCmのコードトーンではなく、G7(GBDF)のコードトーンであることと、F音+A♭音で挟み込んでいることから判断できます。 3拍目でG音に行き着いて、5弦3Fへ人差し指を運ぶのはあまり推奨できない動きですが、視覚的に見えているポジションへ凄まじいスピードで移動することは少なくありません。 それはつまり「サウンドがイメージできるポジションへ移行させている」とも言えます。

メロディ的なものであれば「音だけで考えて弾くこと」も可能かと思いますが、そこそこのスピードで弾くとなると、シェイプが助けてくれるのは言うまでもありません。 私はよく自分の癖を知るために『So What』を練習します。弾けるか弾けないかで言ったら、もちろん弾けるのですが、自身がどんなことを考え、指板がどんな風に見えているか?を知るためによく練習します。

試しにCコード1発を300BPM以上で演奏してみると、身に付いている色々な癖がよく分かりますよ!

【Day 26】3連符の多用

今回は3連符を多用したパターン。 1、2拍目、コードトーンG音(5th)とB♭音(♭7th)間の3連クロマチック。コードトーンが短3度間ではよく使用されます。 3、4拍目はゴーストノートをうまく使用して下降。 最後も3連符の3つ目の音で終止。裏拍のコードトーン終止と同じ効果があります。

【Day 27】アプローチの集大成

マイナーコード装飾も残り数日となりました!これまでの装飾の集大成。 ポジション移動、挟み込み、G7の想定、裏拍終止とこれまでに解説した技法を織り交ぜてフレージングさせています。

【Day 28】Jim Hall 風

今回は21日目のアイディアを応用させてみました。この動きを聴くとJim HallのYou’d be so nice to come home to のピアノソロの後のキメを思い出します。

Jim Hall / You’d be so nice to come home to

これ、CDのリマスター盤でオルタネイト・テイクが追加になりました(apple music で聴けます)違いを聴き比べると本当に面白いですよ。ジムのテーマ・フェイク、ソリストの順序、デスモンドに絡むチェット・ベイカー、キメなど、アレンジの段階で決められていたのが分かります。

どちらが最初のテイクなのか判断は難しいところです。各々のソロの勢いや遊び心はオリジナル収録の方がある気がします。私の見解はオリジナルを収録したけれど、最後のインタープレイのセクションが崩壊しかけたので、もう少し遅いテンポでオルタネイト・テイクを録ってみたけど、やっぱり最初のテイクが良かったから採用となったのでは? おっと、コード装飾の話から逸れてしまいました。ジャズのレッスンでは、技法だけじゃなく、私の経験談など、たわいもない話もよくします。ジャズ自体を楽しんでもらいたいですからね!

【Day 29】まとめ

マイナー・トライアドの装飾フレーズも本日含め残り2日となりました。「似たような動きばかりだな!」と思えたら、ポイントをしっかり理解出来ている証拠です。 この装飾はかっこいいかどうか?自身でジャッジするためにはパーカー先生の演奏を沢山聴くのがおすすめ。鼻歌で歌えるぐらい聴き込んでみてくださいね!

【Day 30】まとめ

1ヶ月間装飾しまくりました。最終回のフレーズは休符はじまりのコードトーンでスタート。

1小節目3、4拍から2小節目の1、2拍まではG7ですね。

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