11/15レッスン公開。第6期生は12月からです。 Lesson Room

プロになりたい!

「プロ志望」の子の体験レッスンでした。

プロって?

 どこまでがアマチュアで、どこからプロか?は分かりませんし、音楽を全然知らない人からしたら、大御所でさえ「プロの方ですか?」って聞かれている位です。私も経験ありますが・・・なんて答えたらいいか分からなくなります。「まぁ・・一応」と答えますけどね(笑)あぁ、あと「なんか弾いて」って言葉もよく聞きますね。「ギャラくれる?」って聞き返しますけど(笑)

 私自身は音楽関係の収入の割合が総収入の半分以上になっている人がミュージシャンだと思っています。だから、プータロー・ミュージシャンは存在すると思います。仕事をしていなくてライブ活動だけしているから、総収入は少ないけど音楽関係の収入が半分以上という方。実際、腕はかなりのものだったりします。逆にミュージシャンって言っているけれど、バイトで生計をたててる・・・こんな方が一番多いと思います。若い子なら別におかしくもないけれど・・・正直、友達に居たら心配になります。

 演奏は普通だけど、他の面で凄い人も居ます。パフォーマンスに優れている?センスがある?トークが巧い?ルックスが良い?カリスマ性がある?社交性に富んでいる。書いてて凹みそうですが・・・(苦笑)音楽で仕事するって言ったって内容は様々。自分でマネージメントするなら、ビジネスのセンスだって必要でしょう。音楽を仕事にしようと夢見ている人の中で、音楽だけで生計を立てられる人が「一握り」だとしたら、演奏活動だけでやっていけるのは、ほんの「ひとつまみ」です。プロ志向ならそんなことも考えないといけない・・・・と、そんな話をしました。

 おめでたい事に、私は学生時代、ギターが上手ければ仕事が沢山来て、お金が沢山貰えると思ってました(笑)まぁ、中には・・・・「ひとつまみの、ほんの一粒ぐらいの人」はそうかも知れません。でも、現実は違います。レッスンでさえ、今や誰でも教室をたちあげて、誰でもHPで宣伝できますからね。まぁ、夢も野望もなく片手間でやれば、消えていくだけ。長い目で見て、将来、どうしている自分が理想なのかを考えなければいけません。私は「オッサンになって、爺さんになるまで音楽を仕事にしていたい。」だから、20代の途中に、今までギターの練習に費やしていた時間の大半をカリキュラム作成に充てて教室を立ち上げました。「生活の基盤が出来れば、別の仕事しなくてもギター弾いていられるじゃん」って安易な考えなんですけどね。

 でも、やるからには、よその教室とは違ったレッスンでなければ駄目。毎日毎日、譜面を書いて、書き直していましたし、家に帰ったらPCにずっとかじりついてホームページをいじってました。どうやったら魅力的になるかをずっと考えていました。ギターの練習と同じ、ここを中途半端にしたら、仕事にする資格ないでしょう。ハートが一番大切なんです。熱いハートがあれば人を動かせるんです。

人と違う道を選んで生きるのであれば、それなりの犠牲を払う覚悟は必要です。私は楽器の練習で青春時代を犠牲にしました。教室のたちあげで練習時間と睡眠時間を犠牲にしました。だから、今遊んでいます。これからも遊びます(汗)いや、違う違う(笑)次のステップに向けて頑張っています。

ほれほれ、そこの君。ゲームやってていいのか?漫画読んでていいのか?もっと本気にならないといけないんじゃないの?なんて、思うこともしばしばです。そう聞かされても入学を即決した君を、私は精一杯応援します。よろしくね。