アイコンタクト
ジャズ演奏の現場では目で合図を送る「アイコンタクト」をします。テーマのメロディに戻る時や、最後のエンディングのキメなどでもアイコンタクトをしますが、セッションではソロを次の人に回したい時に使用することが多いです。サックスが2人いて、トランペットがいて、さらにピアノまでいるような大きな編成では、入念なリハーサルをやらなければ次に誰がソロを取るのか分かりません。初対面の方が多いセッションほど、アイコンタクトは頻繁に行われています。
自分のソロを終えるとき
次にソロを渡したい方へ、目でチラッと合図を送って(相手を見て)あげましょう。
次はあなたの番ですよ!
目で語るんすね!
タイミングに注意する
合図を送るときに注意すべきなのは、その合図を送るタイミングです。テンポにもよりますが、一般的なミディアムテンポであれば、1コーラス(例えば32小節)の最初の方(3,4小節目)や、コーラスの途中(5~27小節あたり)を演奏中に合図を送られると、送られた側はとても混乱します。何か別の合図だったかも?と不安になることも。
あまりギリギリ過ぎてもビックリしますけどね。
リーダーがいる
リーダーのいるバンドに所属するときはそのリーダーの指示に従うことが多くなります。リーダーがソリストを指示するとき、終わりを指示するときもあります。
目だけじゃない!合図の送り方と確認
楽曲が終わりに向かっているとメンバーは、合図を待つためにチラチラとソリストを見ています。リーダー不在のセッションでは最初にテーマのメロディを弾いた人を見ています。アイコンタクトで十分ですが、みんなのソロが終わってテーマに戻る時にメンバー全員に合図を送るのは大変ですよね。そんな時に手を使ってメンバー全員へ合図することも可能です。
サビへ戻ろう!
バラードなどでは、サビからテーマに戻る場合もあります。サビはAメロとAメロを連結する橋の役割を持つため「ブリッジ」と呼ばれます。人差し指でブリッジを作ります。
個人的には
実は私はあまりアイコンタクト(勿論手を使ったコンタクトも)が好きではないので、音だけでなるべく伝えようとしていますし、キャッチしようとしています。同じメンバーで長く演奏すればするほど、演奏中のコミュニケーション能力はスムーズになっていきますよ。